研究開発

Research and Development
都市エリア産学官連携促進事業(発展型)

環境調和資源・技術による機能性有機材料の開発

背景

当社には光の吸収や発光を利用した物質として、白くする蛍光増白剤、配線基板のパターン化に使用される光増感剤、そして、照射した紫外線が基板を通過して、反対面のレジスト樹脂も照射した面と同じように感光し、反対面に所定のパターンを形成できなくなることを防止する光遮蔽剤があります。要望として蛍光増白剤ではより高い耐光性とより高い耐熱性など、光増感剤ではより高い感度、光遮蔽剤ではより高い耐熱性の要求があります。

大阪府立大学の水野研究室では芳香核にトリメチルシリルエチニル基を置換することで蛍光量子収率が著しく上がる成果が得られております。

成果

水野研究室と共同研究を行い、当社の有機蛍光体骨格にトリメチルシリルエチニル基を置換した有機蛍光体の開発を行い、吸収、蛍光スペクトルの長波長化と蛍光量子収率の増大に成功しました。特許5514555取得。