蛍光増白剤とは、目に見えない紫外線を吸収して、目に見える青白い光(蛍光)に変化させて放出する染料の一種です。
この効果によって、モノの白さを際立たせることができます。
衣料、紙、プラスチックなど、様々な製品の「白さ」や「鮮やかさ」を向上させるために工業的にも広く利用されています。
樹脂用蛍光増白剤『Nikkafluor』
Nikkafluor樹脂用蛍光増白剤『Nikkafluor』とは
高分子材料に使用する蛍光増白剤であり、各種熱可塑性樹脂および合成繊維の原着等に優れた増白効果があります。また、印刷インキ、塗料等多方面に利用することができます。ニッカフローシリーズ中の品種を選択することにより、どの高分子材料にも、また、多様な使用方法にも適合し、優れた相溶性・耐熱性と高耐光性等の諸堅牢度を有した増白効果を得ることができます。

用途例

写真紙/プリクラシール

壁紙

蛍光ペン

UV接着剤
当社の樹脂用蛍光増白剤3つの特徴
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01
- 1kg入り目からの供給可能
- 少量にて増白効果が得られます。
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02
- 製品ラインナップ・独自製品
- 骨格の異なる製品を揃えており、様々な用途でのご使用実績がございます。
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03
- 国内メーカーならではの安定品質・安定供給
- 国内生産のため、リードタイムも短く柔軟なデリバリーが可能です。
製品ラインナップ
サイト上の色の表示部分に関し、実物とは色味が多少異なります。
実際の色味の確認をご希望のお客様は、下記お問い合わせ先まで資料のご請求をお願い致します。
インベントリー
製品名 | 日本 | 中国 | 韓国 | 台湾 | アメリカ | ヨーロッパ | ニュージーランド | フィリピン |
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RP Conc. | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | ー | 登録あり |
2R Conc. | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり |
SB Conc. | 少量新規 | 登録あり | ー | 登録あり | ー | ー | ー | ー |
KB | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり |
EFS | 少量新規 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
SC 200 | 少量新規 | 登録あり | ー | 登録あり | ー | ー | ー | ー |
OB | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり |
MCT | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり | 登録あり |
よくある質問
蛍光増白剤には、以下のような働きがあります。
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蛍光作用:紫外線(UV光)を吸収して可視光(青い光)を放出し、白い物体が青白く見えるようにします。これによって、白い衣類や布地がより白く、清潔感のある印象を与えます。
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視覚的効果:蛍光増白剤が含まれる製品は、特に日光や紫外線下でその効果を発揮し、従来よりも鮮やかな白に見えるため、衣類やシーツなどがより清潔で新しいように見えます。
蛍光増白剤は、私たちの身の回りの様々なものに使用されています。
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繊維製品:ワイシャツやシーツ、タオルなどの白さを保つために使われます。
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プラスチック:プラスチック製品の黄ばみを抑え、見た目を白く、新品のように見せるために添加されます。
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探傷剤:金属やプラスチックなどの材料に生じた微細なきず(き裂やピンホールなど)を検出するために使われます。
蛍光増白剤を使用する際には以下のような注意点があります。
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紫外線による劣化:蛍光増白剤は紫外線により分解し、徐々にその効果が弱まることがあります。
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用途の制限:食品に直接触れる包装材など、一部の用途では使用が制限されている場合があります。
このように蛍光増白剤は視覚的な効果を提供しますが、実際に素材が「白く」なるわけではなく、あくまで見た目の効果を増加させるためのものです。
「蛍光(けいこう)」とは、物質が特定の波長の光(通常は紫外線や短波長の光)を吸収し、その後、吸収したエネルギーを別の波長の光(主に可視光)として放出する現象を指します。
例えばブラックライトを当てると文字や絵柄が白く光るスタンプなどが蛍光の分かりやすい例になります。
- 蛍光のメカニズムは、分子レベルでのエネルギーのやり取りで説明できます。
- 1.分子が紫外線のような高エネルギーの光を吸収し、一時的にエネルギーの高い不安定な状態(励起状態)になります。
- 2.分子はすぐにもとの安定した状態(基底状態)に戻ろうとしますが、その際に吸収したエネルギーの一部を、目に見える光として放出します。この光が蛍光になります。
この光の放出は、吸収した光よりも波長が長い光(低エネルギー)の形で放出されます。また、光を当てている間だけ起こり、光源を消すと瞬時に消えるのが大きな特徴です。よく似た現象に「燐光(りんこう)」がありますが、こちらは光源を消した後もしばらくの間、ぼんやりと光り続ける点で異なります。
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